漫画コラム「週刊少年サンデー2006年の明と暗」

漫画ブログ界では部数ではリードしているマガジンよりも
人気があるように見えるサンデー。
そんなサンデーも先日1号が出ましたので、この機会に一年を振り返り。

2006年発売号のサンデーも、なんだかんだで色々とありましたね。
今回も以前にやったジャンプ版同様にサンデーの明暗を書いていきます。

週刊少年サンデー2006年の明


・「結界師」がアニメ化。連載も好調の模様。

結界師 14 (14) 結界師 一 結界師 斑尾 ぬいぐるみ

2003年47号より連載開始し、順調に人気を得ていた結界師がアニメ化。
しかもゴールデンの枠ですね。ビックリです。

アニメは少しだけ見ましたが、ちょっと地味ですね(汗)
まあ漫画の方もそれほど派手な内容ではありませんが…
アニメは志々尾限の最後までをやってくれればいいと思います。

漫画の方は世界観もガンガンに広がっており、
今の所ゴールが見えない位にふろしきが広がっている状態です。

この調子ならば人気の面でも心配はいらないでしょうし、
妖怪とかバトルとか成長とかが好きな人の支持は手放さないでしょう。
かなりの長期連載になりそうですが見守りたいと思います。


・「史上最強の弟子ケンイチ」もついにアニメ化。

史上最強の弟子ケンイチ 22 (22) 史上最強の弟子ケンイチ 1 サンデーヒロインセレクション・1 「史上最強の弟子ケンイチ」 風林寺 美羽

ケンイチの方も深夜の小学館枠でアニメ化。
この時間帯は確か以前に「モンキーターン」や
「ギャラリーフェイク」とかもやってましたね。

連載の方は少年誌らしいバトル路線を維持しつつ、
独自の色は変わらず健在で面白いと思います。

2007年も、勢い落ちずに突っ走りそうな気もします。
ギャグあり、バトルあり、セクシーお色気ありで楽しませて欲しいです。


・「からくりサーカス」「D-LIVE!!」「MÄR」が無事完結。

からくりサーカス (43) D-LIVE!! 15 (15) M〓R―M〓rchen awakens romance (15)

サンデーではお馴染みのお三方の作品も完結。
三作品それぞれに色々と言いたい事もありますが、
とりあえず、それぞれ軽く触れていく事にします。

「からくりサーカス」は43巻までいきましたか、
ここまでくるとホントに長き旅の終わりという感じですね。
ラストも泣かせる展開で流石の一言です。
スピリッツの連載も期待です。

「D-LIVE!!」は各エピソードが短くて読みやすく、
もちろん作者さん得意のアクションが生かされていて楽しかったです。

「MÄR」は好みではありませんでしたが、
実際に単行本は驚くほど売れているし、少年達の支持はあったのでしょう。
安西信行氏は無期限休筆中との事ですが、webサンデーで生存は確認できます。
何故に休みを宣言したのかは分かりませんが、次回作は相当先ですかね。


・「ハヤテのごとく!」がネット上を中心にかなりブレイク。

ハヤテのごとく! (8)

このブログを始めたのが一年前で、
それまでは漫画系のブログとかって少ししか見ていなかったのですが、
始めてからハヤテは思った以上に人気なのを知って驚きました。

個人的にも、もちろん評価はしていましたが、
はっきり言って、サンデーの中で面白い作品の1つ程度の認識でした。

人気投票とかも盛り上がりそうで、2007年は更に注目かもしれませんね。
ちなみに当ブログはマリアさん支持を表明しています。


・その他。

もちろんサンデーを代表するベテラン作家達の作品も何事も無く連載中。
青山剛昌「名探偵コナン」、高橋留美子「犬夜叉」などは全盛期は過ぎたものの健在。
第三期アニメを控えた満田拓也「MAJOR」、
あだち充氏最新作「クロスゲーム」の両野球漫画も好調に見える。
割と新しいグループだと新井隆広「ダレン・シャン」、
寒川一之「GOLDEN★AGE」あたりは掲載順が前の方で順調に見える。


週刊少年サンデー2006年の暗


・「聖結晶アルバトロス」打ち切り。

聖結晶アルバトロス 4 (4)

記憶に新しいアルバトロスの打ち切り。
作者の若木民喜氏はサンデーBSを毎週更新していたり、
単行本発売毎にプレゼント企画したりと意欲的な活動が
好意的にとられていたようだが、今作は残念ながら打ち切りとなった。

個人的には絵はかわいいし、漫画としての完成度も低くはなかったと思うが、
聖結晶の設定?みたいのが覚えるのがダルかった事は確か。
設定の説明だけに一話を費やすなんて、
大物か長期連載作にしか許されてないのですよ。

その他、幼なじみを置き去りにしてバトルに突っ走ってたりとか、
全体的に読者の側への歩み寄りが足りない物語になってしまっていた。
次回作には期待したい人ではあります。


・「ハルノクニ」終了。

ハルノクニ 3 (3)

話の内容的には一区切りついているから、打ち切りとは言い難いが、
まあサンデー連載で、この話数で終わりなら失敗作だったのは確か。

序盤はなかなか期待させられるスタートで、
実際楽しく読んでいたのですが、どこからか「ツマンネー」というか、
「アリエネー」って感じの漫画の漫画になってしまった。

少なくとも私は日本がハルノクニみたいになって欲しいとは
これっぽっちも思わなかった。
時々見せる、泣かせる系のエピソードは悪くなかったと思いますが。


・「見上げてごらん」終了。

見上げてごらん 7 (7)

ファンタジスタ」をヒットさせた草場道輝氏の最新作はテニス。
だが結局、サッカー→テニスの漫画の失敗ロードを歩んでしまった。

これを見て、改めて思うのはサッカーとか野球みたいな団体スポーツと
テニスとか卓球とかの個人スポーツは全然違うよねって事。

テニスでも団体戦とかあるけど、結局個人対個人じゃん。
魅力あるキャラクターを輩出しやすいスポーツ漫画と
そうじゃない漫画との差は大きいのかなって気も。

この結果が決して草場道輝氏の実力じゃないとは思う。


・「クロザクロ」「地底少年チャッピー」「道士郎でござる」終了。

クロザクロ 7 (7) 地底少年チャッピー 2 (2) 道士郎でござる 8 (8)

最後にまとめて今年終了の作品を思い出してみましょう。

まずは2006年1号にて終了した「クロザクロ」ですが、
ある程度は話も綺麗にまとまって終わった感じがして、
読後感は悪くはなかったですね。作者さんの味も出ていたし。
ただ、なんか乗り切れない感じがあったのも確か。
夏目義徳氏の次回作には期待しているのですが…

「地底少年チャッピー」は特に印象に残っていない(汗)
ただ、水口尚樹氏は前作も失敗に終わっており、
期待されている割には結果が出せていないのですね。
同じギャグでも連載初期は面白さを感じなかった
兄ふんじゃった!」がそこそこ面白くなって長く続いているのとは対照的。

「道士郎でござる」はベテラン作家の作品だけあって手堅く面白かった。
ただ、この作品も8巻で終了と長期連載になりませんでした。
作者の特権みたいなものだけでも、もっと長く連載出来そうだし、
単行本だってそこそこ売れていたと思うけれど、何があったのだろう?
この人もヤンサンあたりに行っちゃうのかな。


・その他。

武心」「RANGEMAN」あたりは巻末付近が指定席になり、厳しい状況。
2007年を生き残れるかというのが、とりあえずの目標か。
復活した「うえきの法則プラス」は長い連載になるのか?
2・3号より新連載の「イフリート 断罪の炎人」はどうなのか?
そんな感じで色々と楽しみなサンデー。
これだから読むのを止められません。


2006年を振り返って…

サンデーもなんだかんだで色々な事がありましたね。
そんな訳でサンデーの明暗を見てきました。

前回やったジャンプとは違い、サンデーは打ち切りでも巻数が多いです。
これは作家の側もファンの側も嬉しい事ですね。

現在のサンデーはベテラン勢が健在だけれども、
その老朽化も目立っている状態だと思います。

そして、大人向けになってきた人気作家を外に出し、
やや子供向けにシフトしている感じもあります。
だけれども、人気を得ているのは割と大人の鑑賞にも堪える作品だったりして…
結局の所、クオリティの低い作品はどこでもウケないですよね。

基本的に少年漫画が好きなので、今の方針は良いとも悪いとも思いません。
面白い漫画が読めれば良いです。

なかなかサンデーの土壌からは生まれにくいとは思いますが、
若くて新鮮な良い作品を輩出して欲しいと願うばかりです。

サンデーの持つ雰囲気とかは好きなので、
2007年も上品な少年漫画を出してくれる事を期待します。

テーマ:マンガ - ジャンル:アニメ・コミック

2006.12.12 | Comments(0) | Trackback(0) | 漫画コラム

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